痩せすぎ女性の不妊・次世代への影響②
2023/09/11
9月になりましても厳しい残暑が続いておりますが、早朝や夕方は秋らしい風を感じる日が出て参りました。
今年の夏は人の移動も大きかったためか、またコロナに罹患した方の数も増えておりますが、皆様はお変わりございませんでしょうか。
前回は、日本の出生状況について説明致しましたので、本日は不妊治療の流れについて簡単にご説明させて頂き、次回やせ過ぎ女性のリスクについて言及できればと思います。
では、不妊治療のステップについて説明します。
不妊治療は、3つのステップから構成されます。
まずはタイミング法です。基礎体温などの検査で排卵日を予測してそのタイミングで妊活をするという方法です。
タイミング法で妊娠が成立しない場合は、人工授精にステップアップします。
人工授精は、精液を濃縮してカテーテルを使って子宮内に注入し受精をサポートします。
人工授精を繰り返しても妊娠が不成立の場合は、体外受精にさらにステップアップします。
人工授精は採卵し体外で受精させ、妊娠しやすい時期、つまり受精卵が子宮に着床しやすい時期に受精卵を子宮に戻します。
一方で不妊治療のコストは、最近でこそ保険適応になった部分もありますが、それでも高額です。
内閣府の調査によると、人工授精までの一般不妊治療は数万円くらいですが、体外受精になると何十万円程度はかかります。
保険適応となったことで補填されますが、それでも1回の体外受精で数十万円ほどかかることが多いようです。
そのような状況ですが、不妊治療で生まれた赤ちゃんの数は増加しており、日本産婦人科学会によると、2020年の出生時数は約6万人です。
前回と今回の要点としましては、初産が年齢的に遅くなっており、不妊治療を利用する人が増えたこと、不妊治療はステップにもよりますが精神的身体的負担のみならず経済的負担も多大であるということが重要です。
次回は、やせ過ぎ女性に焦点をおいた見解をお伝え致します。
台風などで気候も不安定ですが、体調管理にも注意して皆様ご活躍頂ければと思います。
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